行動変容

「新型コロナウィルス感染拡大防止に向けて、皆さんの行動変容が求められます」

という言葉、何度か耳にしたことがある方も多いかと思います。

 

この発言の中にある「行動変容」という言葉

実は、介護分野でも度々使われる言葉であり、

介護を必要とする方にとって大切な意味を持ちます。

 

例えば、運動する機会が少なくなり

一日のほとんどをベッドの上で過ごしている方

定位置の座椅子に座れば、ほとんど動かずに生活している方

身の回りのことはほとんど家族やヘルパーさんに任せて何もしようとしない方

このような生活を継続していれば

いずれ筋力が落ち、体力が落ち、気力も衰え、寝たきりの生活に近づいてしまいます。

 

誰しも、毎日寝たきりで、自分では何もできない状態

誰かに頼らないと生活できない状態

にはなりたくないと思います。

 

そのためには、行動変容が必要です。

 

行動変容のきっかけを作るために

介護サービスが活用できます。

 

外出するきっかけを作るためには、

通所系のサービス、デイサービスなどを活用することをおすすめします。

 

ご自宅から一歩でも外に出る機会を作ること、

週に1回でも構いませんので、外に出ることを習慣づけること。

そうすることによって、その方の気持ちが変わってきます。

気持ちが変化することによって、行動が変わってきます。

行動が変わることによって性格まで変化することもあります。

 

介護を必要とする方にとっては、

これ以上介護が必要にならないために、寝たきりに近づかないために

行動変容が必要な場合が多くあります。

その行動変容を促すためには、介護のプロの力を借りることがきっかけになります。

 

もし、今の生活のままでは今後の生活が心配という状況であれば、

通所系のサービスを活用してみてください。

「行動変容」が必要です。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。