要介護認定率からみる健康指数

5月14日に厚生労働省が発表した

2021年度からの

65歳以上の高齢者が支払う介護保険料が示された資料

 

その中には

1,571の市区町村および広域連合ごとの

要介護認定率も示されています。

第8期介護保険事業計画期間における介護保険の第1号保険料及びサービス見込み量等について

 

 

要介護認定率とは

65歳以上で介護認定を受けている方の人数を

65歳以上の全体の人数で割った割合のこと

 

この割合が高いのは

1.和歌山県北山村・・・30.3%(5,500円/伸び率5.8%)

2.宮城県七ヶ宿町・・・29.4%(5,450円/伸び率10.1%)

3.北海道夕張市・・・28.4%(7,875円/伸び率26.3%)

 

割合が低いのは

1.東京都御蔵島村・・・8.9%(4,800円/伸び率0%)

1.北海道音威子府村・・・8.9%(3,300円/伸び率10.0%)

2.山梨県山中湖村・・・10.7%(5,200円/伸び率-7.1%)

となっています。

 

要介護認定率から

保険料や前期と比較した保険料の伸び率をみると

割合が高い地域は保険料や伸び率も上昇し

割合が低い地域は保険料や伸び率は抑えられている様子がうかがえます。

※北海道音威子府村については前期の保険料が月3,000円で一番低い金額で、今期金額が上昇しているものの前期同様に一番低い金額となっています。

 

介護認定率については

地域によって

介護が必要にもかかわらず認定を受けていない人が多い場合や

認定の基準が厳しく、認定が出にくい場合も考えられますが

 

基本的に

認定率が低いということは

介護を必要としない

元気な高齢者が多いと考えられます。

 

認定率からみえる

地域ごとの

介護予防・自立支援の取組み

健康長寿の秘訣など

調べてみると

参考になるものが見つかるかもしれません。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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