認知症の周辺症状や心身の状態改善の取組み

株式会社学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、メディカル・ケア・サービス株式会社(埼玉・さいたま市/代表取締役社長:山本教雄)は、「MCS版自立支援ケア」を実施しています。「MCS版自立支援ケア」は、当社がこれまで全国のグループホーム・小規模多機能型居宅介護のご利用者を対象に実施し、85%以上の方の認知症の周辺症状や心身の状態改善が見られている取り組みです。

認知症の周辺症状・心身の状態改善率、85%以上の「MCS版自立支援ケア」を、介護付有料老人ホームで開始(PRTIMES)

「MCS版自立支援ケア」とは・・・

具体的には、まず一人ひとりの身体機能や栄養状態、認知症の症状に関する約250項目のアセスメント(調査・評価・分析)を実施。その後、一人ひとりにあった「適正水分量の摂取」「タンパク質を中心とした栄養改善」「運動プログラムの実施」、および「処方薬の適正化」を、実践します。

 

認知症症状の改善において

・適正水分量の摂取
・タンパク質を中心とした栄養改善
・運動プログラムの実施
・処方薬の適正化

は本当に大切なポイントかと思います。

 

サイト内には

具体的なケアの内容なども記載されていますので

参考にしてみてください。

 

 

特に気になるのは

処方薬の適正化について

 

減薬数の割合が示されており

下剤  ・・・44%
向精神薬・・・22%
睡眠剤 ・・・9%
認知症薬・・・8%

とあります。

 

割合は少ないですが

認知症薬も減薬されていることが分かります。

 

認知症と診断されて

認知症薬が処方されるケースがありますが

必ずしも

処方された認知症薬が効果を示すとは限りません。

 

大切なのは

その方の生活習慣だったり

生活環境の見直しという場合も多くあります。

 

 

MCS版自立支援ケアの内容には

4項目が挙げられていますが

 

前提条件として重要なポイントのひとつに

本人にとって

ストレスのない環境を作り出すこと

があるかと思います。

 

認知症の進行や周辺症状の出現には

ストレスが大きく影響すると言われています。

 

今回まとめられている認知症ケアの取組みに関しては

専門職のチームで実施している

とのことなので

ストレスのない環境作りや

ストレスを与えないコミュニケーションなどが

できあがっているうえでのケアかと思います。

 

専門職のチームが実践している

というところの影響は大きそうですね。

 

認知症ケアについては

まずはストレスのない環境作りが大切ということも

理解しておきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。