認知症基本法の概要

2023年6月14日に成立した

認知症基本法について

 

7月10日に厚労省で行われた

第107回社会保障審議会介護保険部会の資料の中で

その概要がまとめられていました。

共生社会の実現を推進するための認知症基本法について(pdf資料)

以下の6つの項目でまとめられています。

1.目的
2.基本理念
3.国・地方公共団体等の責務等
4.認知症施策推進基本計画等
5.基本的施策
6.認知症施策推進本部

 

『5.基本的施策』の中では

①【認知症の人に関する国民の理解の増進等】
②【認知症の人の生活におけるバリアフリー化の推進】
③【認知症の人の社会参加の機会の確保等】
④【認知症の人の意思決定の支援及び権利利益の保護】
⑤【保健医療サービス及び福祉サービスの提供体制の整備等】
⑥【相談体制の整備等】
⑦【研究等の推進等】
⑧【認知症の予防等】

という今後の取組みの方向性が示されています。

 

今後

認知症施策推進本部を中心に

認知症施策推進基本計画が作成され

より具体的な取組みにつながっていくことと思います。

 

なんだか少し小難しいように聞こえるかもしれませんが

認知症施策推進本部では

認知症の人及び家族等により構成される関係者会議を設置し

意見を聴く

とのこと

 

国の偉い人や専門家の意見だけでなく

認知症当事者やその家族の意見も反映されるとのことで

より良い施策が検討され

実行されることに期待したいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。