孤食対策にモーニングの文化
一人で食事をとることを「孤食」と呼び
特に一人暮らしの高齢者にとっては
孤独感や栄養の偏りを生むため
「孤食」の状態になることは
健康維持や介護予防の面でも
望ましくないこととして問題視されています。
一人で食事をとる「孤食」
という意味以外にも
さまざまな課題があることを示している記事がありました。
⇒【高齢者の孤食】離れて住む高齢親の食事が心配…1人で食べる「孤食」の心配な影響と対策(ミモレ)
「こ食」として考えると
一人で食事をとることの不安要素が
複数あることが見えてきます。
記事の中には
「こ食」対策として
介護サービスの活用などの記載があります。
他にも
介護認定を受けていないため
介護サービスが使えない人に対しては
地域高齢者向けの食事会が開催されていたり
「子ども食堂」が
高齢者や障害者も対象としている場合もあるため
そういった場所を活用することもできます。
また
愛知県や岐阜県で根付いている
モーニングの文化も
全国的な文化として定着させることができれば
「こ食」対策につながるようにも感じます。
モーニング文化については
高齢者の利用率が高いという記事がありました。
シニアは4分の1が喫茶店で朝食――。コーヒーを頼むとパンやゆで卵などが無料で付く「モーニングサービス」で知られる愛知、岐阜両県の県民の食生活の一端が、地銀系シンクタンクの調査で浮き彫りになった。
⇒モーニング文化根付く愛知・岐阜 シニアの25%「喫茶店で朝食」(毎日新聞)
毎朝のように
喫茶店に通うようになれば
それが運動の機会となり
喫茶店内でつながりができれば
交流の機会にもなります。
全国的に
シニアが活動できる
”通いの場”が設けられていますが
モーニングを提供する喫茶店も
通いの場のひとつにできそうです。
介護事業の中にも
日中や夜型のサービスがあれば
朝型のサービスがあっても
面白そうですね。
今後も増えることが予想される
「こ食」について
新たな対策を検討してみると
面白いアイデアも浮かんでくるかもしれませんね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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