LIFE蓄積データの活用
2021年度から運用が開始された
科学的介護情報システム”LIFE”について
令和6年度の介護報酬改定の中でも
その活用の見直しについて検討されています。
⇒令和6年度介護報酬改定に関する審議報告(案)【pdf資料】
具体的には
①科学的介護推進体制加算の見直し
②自立支援促進加算の見直し
③アウトカム評価の充実のための ADL 維持等加算の見直し
④アウトカム評価の充実のための排せつ支援加算の見直し
⑤アウトカム評価の充実のための褥瘡マネジメント加算等の見直し
という内容で
加算算定のための
データ提出の基準や評価方法の基準の見直しが
記載されています。
そもそも
科学的介護情報システム”LIFE”については
『科学的裏付け(エビデンス)に基づいた介護の実践』
を目的としており
まずは介護事業所からのデータを蓄積し
その蓄積されたデータを分析し
・ 利用者の方の状態ごとにどういった特徴があるのか
・ 利用者の方の状態ごとにどのようなことに注意が必要なのか
・ どういった状態の方に、どういった介入が効果的なのか
等を研究するものとされています。
介護事業者としては
2021年度から蓄積されたデータについて
その研究結果を活用し
本来の目的である
科学的裏付け(エビデンス)に基づいた介護の実践
につなげていきたいところかと思います。
厚生労働省のサイトには
LIFE利活用に関する事例集等の掲載はありますが
実践的な介護につながる事例集なども
有効活用していきたいところです。
LIFEの活用が
本来の目的である
科学的介護の実践につながるように
期待したいところですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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