令和2年度の医療費が過去最大の減少
厚生労働省は8月31日、2020年度の概算医療費が42.2兆円と前年度に比べて3.2%、額にして1.4兆円減ったと発表しました。減少額、減少率はともに過去最大で、コロナ禍による受診控えのインパクトが浮き彫りとなりました。
⇒新型コロナ「受診控え」のインパクト…20年度医療費、過去最大の減少(AnswersNews)
こちらのニュース
単純に受診控えにより医療費が減ったということではなく
医療費が減った背景として
コロナ対策として行った感染症対策が効果を示したことや
「不要不急」が医療にも存在することを明らかにした
という内容が示されています。
令和2年度の医療費については
実際に厚生労働省が公表している資料からも
確認することができます。
併せて
令和2年の死亡数が
前年と比べて減少していることも
確認することができます。
2020年の状況だけを見ると
受診控えが増えたことで
死亡数が増えるということはなく
むしろ
医療費が減少したうえに
死亡数も減少した
という状況になっていました。
また
この結果に対して
今まで「不要不急」の受診をしていたのではないかと
疑問を投げかけることができます。
医療費の増加が問題視されている今
真剣に考えるべき課題になっているかと思います。
もちろん
今年に入ってからのコロナの影響は
また状況が異なりますが
コロナがある程度落ち着いたとき
本当に適切な医療体制はどうあるべきか
医療機関に頼らなくても
安心して生活できる環境はどう構築すべきか
考える必要があるのかもしれません。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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