AIによる要介護認定の実証実験進む

福島県郡山市では

AIによる「要介護認定」の実証実験が行われています。

2月8日に市役所で中間報告会が行われ、実証は良好とのこと。

3月末まで検証作業を継続していくとのことです。

 

通常、要介護認定を行うにあたっては、

介護を申請した本人のご自宅へ市区町村の職員または市区町村から委託された職員が訪問し、

本人の心身の状況などの聞き取りを行います。

担当職員はご本人やご家族からの聞き取りをもとに調査票を作成します。

この調査票と主治医の意見書をもとに、コンピュータによる一次判定が行われます。

その後、保健、医療、福祉の専門家が審査する介護認定審査会が行われ二次判定となります。

二次判定により要介護の程度(非該当、事業対象者、要支援1~要介護5)が決定されます。

介護認定が決定されるまでには、申請から約1カ月程度かかります。

 

この流れが、AIの導入により効率化された場合には、

作業時間の短縮や担当者の負担軽減、人件費の削減、認定決定までの期間短縮などなど

さまざまなメリットが考えられます。

 

一方で、業務の効率化により負担が軽減された分、新たに我々にできることは何か?

を考えていくことも大事になるかと思います。

ただただ、負担が減ったこと、ストレスが解消されたことを喜んでいるだけでは、

いずれ人工知能や機械に仕事を奪われてしまうことも考えられます。

 

新たに時間を生みだせる分、人にしかできないこと

人だからこそできることを考えていく必要があります。

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。