LIFE を活用した質の高い介護

令和5年12月18日

厚生労働省では

第236回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。

第236回社会保障審議会介護給付費分科会(厚労省)

今回の資料では

令和6年度介護報酬改定に向けて

これまで検討されてきた内容がまとめられています。

 

基本的な視点として

1.地域包括ケアシステムの深化・推進
2.自立支援・重度化防止に向けた対応
3.良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり
4.制度の安定性・持続可能性の確保
5.その他

という5つの視点があげられ

 

それぞれの視点の中で

具体的な改定内容についても

示されています。

 

 

また

今回の改定内容にあわせて

『今後の課題』についても記載されています。

 

個人的に気になる部分としては

2.自立支援・重度化防止に向けた対応

の内容にある

【LIFE を活用した質の高い介護】

について

 

LIFEの活用については

2021年度から蓄積されたデータと

今後も蓄積されていくデータを

本当に有効活用したい

と考えている事業所も多くあるかと思います。

 

LIFEの活用については

”どういった状態の方に、どういった介入が効果的なのか”

なども研究するとされています。

 

自立支援・重度化防止に効果的なケアとは

その方の身体状況に応じて

その方の疾患に応じて

その方の疾患の進行状況に応じて

 

必ずしも

ひとつの正解を示すことは

難しいかと思います。

 

ただ

どういったケアが効果的なのか

という部分は

できるだけ多くの事例を示してもらうことで

介護事業所も

ケアの実践につなげられるかと思います。

 

LIFEが

ただ情報を蓄積するだけ

加算を算定するためだけ

ではなく

本当に自立支援や重度化防止につなげるための

システムになるよう

今後の活用方法についても

工夫していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。