インフルエンザワクチン接種に関する考え方

日本感染症学会では

インフルエンザワクチン接種に関する考え方

を公表しています。

2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方(日本感染症学会)

 

インフルエンザワクチン接種の時期について

インフルエンザシーズンの時期と現行の不活化ワクチン効果の減弱を考慮すると、ワクチン接種は理想的には10月末までに行うことが推奨されています。しかしながら、現在我が国の多くの医療機関は、COVID-19の診療とワクチン接種に忙殺されています。米国CDCのthe Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP)は、効率的にワクチンを接種し接種率を高めるために、インフルエンザワクチンとCOVID-19ワクチンの同時接種も可としており、米国では両者の混合ワクチンの開発も始まっています。一方、わが国では、現時点で、COVID-19ワクチンとその他のワクチンとは、互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種することになります。COVID-19ワクチンをまだ接種していない人には、まずそちらを優先せざるを得ないかと思われますが、並行してインフルエンザワクチンの接種もご検討いただきたいと考えます。両方のワクチン接種のためには、医療機関を複数回受診する必要がありますが、その負担のためにワクチン接種頻度が低下するような事態は避けていただきたいと存じます。

 

もともと

インフルエンザの予防接種を希望していた方々は

すでに接種済みの方もいるかと思いますが

 

上記にもあるように

コロナワクチンをまだ接種していない人にとっては

時期が重ならないよう調整が必要になります。

 

また

コロナワクチンをすでに2回接種している人も

現在3回目接種の準備が進んでいるため

インフルエンザ予防接種を

どうしようか悩んでいる方は

早めの接種が望ましいかもしれません。

 

 

現状では

去年と同様にインフルエンザ感染者数は

きわめて少ない状況となっています。

インフルエンザに関する報道発表資料(厚労省)

 

ただし

インフルエンザの流行の時期がずれる可能性もあり

日本感染症学会では

インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しています。

 

コロナワクチンの接種時期を踏まえて

インフルエンザワクチンについても

早めに接種できるよう

調整できると良さそうです。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。