事業所間ネットワークで採用コストを抑える

介護事業所を運営していくうえで

人材の採用はものすごく大切なポイントになります。

 

ただし

なかなか思うように採用ができなかったり

せっかく採用できても

短い期間で辞めてしまったり

などなど

採用コストばかりが増加してしまっている

という事業所もあるかと思います。

地域によっては

自治体や企業が主体となって

就職フェアやお仕事説明会などのイベントを実施していたりしますが

それでもなかなか人が集まらない

という事業所も多いかもしれません。

 

最終的には

人材派遣や紹介会社に頼って

想定以上の採用コストがかかってしまう

というケースもあるかと思います。

 

ただ

もし最終的に

人材派遣や紹介会社を活用して採用できるのであれば

就職を希望している人自体は存在することになります。

 

派遣会社や紹介会社に

登録している人たちがいるのであれば

何とかして

直接雇用の形につなげることはできないものかと

考えていきたいところです。

 

派遣会社や紹介会社に

登録している理由には

直接雇用より高めの時給がもらえる

就職先を探さなくても提案してもらえる

という理由があるかと思います。

 

派遣会社並みの時給にするのは難しいかもしれませんが

就職希望者に就職先としてアプローチしていく方法は

検討できるかと思っています。

 

例えば

地域の介護事業者同士のネットワークを活用して

介護の魅力を発信する発表会のようなものや

現場のリアルな一日を伝える仕事説明会など

地域ごとに定期開催することによって

人材確保につなげられないものかと考えています。

 

地域ごと定期開催というのがポイントで

いかに継続して実施し続けられるかが重要かと思っています。

 

継続することで周知され

あそこに行けば就職先が見つかる

と思ってもらえるようになれば

派遣会社や紹介会社に頼らずに

人材不足を解消できるのではないかと考えています。

 

 

もし地域の近隣の方が採用できれば

職場が近いという就職する側のメリットもあれば

交通費がかからないという採用側のメリットにもつながります。

 

さらに

近隣の方に介護事業所について知ってもらうことで

利用者や入居者増にもつながるかもしれません。

 

また

職員が事業所の情報発信を検討したり

いかにして介護の魅力を伝えられるかを考えることで

職員一人ひとりのスキルアップにも期待できます。

 

 

実際にやるとなると

時間やコストもかかってきますので

簡単ではありませんが

それによって採用コストが抑えられ

かつ事業所にとってプラスの効果が期待できるのであれば

ぜひ検討していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。