施設系サービスによるLIFEの有効活用

2021年4月の介護報酬改定から始まった

科学的介護情報システム(LIFE)の運用

 

LIFE活用には

エビデンスに基づいた自立支援・重度化防止等を進めるため

という目的があります。

具体的には

LIFEというシステムに

高齢者一人ひとりの

身体機能や認知機能に関する情報

栄養状態などを入力し

 

さらに

その変化を記録していくことで情報を蓄積

 

蓄積した情報から

どのようなケアがより効果的なのかを分析することで

 

自立支援や重度化防止等を図り

より効果的なケアを実施していきましょう

というもの

 

 

実際にLIFEを活用している

介護サービス事業所を挙げると

・訪問系
・通所系
・施設系

それぞれの事業所が対象となっています。

 

この中でも

訪問系と通所系の事業所については

実際に高齢者と関わる時間が限られており

自宅でどのように過ごしているかは

見えない部分になります。

 

むしろ

サービス提供者には見えていない時間の方が

圧倒的に長い

というケースもあります。

 

そう考えると

施設系サービスを提供している事業所の方が

毎日一人ひとりの状態を知ることができ

一日の過ごし方についても

把握することができます。

 

高齢者一人ひとりの

より効果的なデータ収集や分析のためには

施設系サービスの情報が増えることが

有効かと思われます。

 

施設系サービスの中で

まだLIFEを活用していない

という事業所は

 

高齢者の自立支援や重度化防止

より効果的なケアの実践のためにも

あらためてLIFEの活用を検討してもらえると

良いかもしれません。

 

 

Follow me!

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。