生活リズムを知る

認知症の症状には

その人の生活リズムを知ることによって

抑えられる症状もあります。

 

また

生活リズムから見える症状によっては

別の病気の発見につながったり

実は認知症ではなかった

ということにも

つながることがあります。

例えば

認知症の症状と言われるものの中には

急に怒りっぽくなったり

不安症状が強くなったり

幻覚が見えたり

などという症状がありますが

 

常にそういった症状があるわけではなく

一定のタイミングや何かのきっかけがあって

症状が出ているというケースもあります。

 

関わる人や生活環境という面もありますが

生活リズムの中で

その症状が出る時間帯やタイミングを把握することから

改善につなげることもできます。

 

前日の過ごし方が影響していたり

薬の副作用が影響していたり

排泄がうまくいっていない

便秘症状が影響していたり

といった要因を検討することができます。

 

もし何かしらの傾向が見られた場合には

主治医に相談したり

認知症専門外来などで相談することで

対応方法を検討してもらい

症状を抑えられることもあります。

 

昨日のブログでも紹介しました

センター方式というシートの中にも

生活リズムを知るチェックシートがありますので

活用してみてください。

センター方式シート集(認知症介護情報ネットワーク)

 

 

その人の生活リズムを知ることによって

特定のパターンを見つけることができれば

それをきっかけに

症状の改善につなげることができるかもしれません。

 

認知症の症状で困っているという方は

ぜひ確認してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。