第103回社会保障審議会介護保険部会

令和4年11月28日

厚生労働省では

第103回社会保障審議会介護保険部会が開催され

1.全世代型社会保障構築会議について(報告)

2.給付と負担について

という議題のもと

議論が行われています。

第103回社会保障審議会介護保険部会(厚労省)

「2.給付と負担について」は

第100回社会保障審議会介護保険部会で

メインのテーマとなっており

  • 被保険者範囲の拡大
  • ケアマネジメントへの利用者負担の導入
  • 要介護1・2の総合事業への移行
  • 2割負担・3割負担対象者の見直し

などが注目されていました。

 

今回の会議資料では

前回と同様の

以下の7つの論点で

(1)被保険者・受給者範囲
(2)補足給付に関する給付の在り方
(3)多床室の室料負担
(4)ケアマネジメントに関する給付の在り方
(5)軽度者への生活援助サービス等に関する給付の在り方
(6) 「現役並み所得」、 「一定以上所得」の判断基準
(7)高所得者の1号保険料負担の在り方

委員からの主な意見がまとめて掲載され

項目によっては

論点がより具体的にされています。

 

この会議を受けて

厚労省は介護保険制度見直しを巡り、サービスを利用する際に必須となる「ケアプラン」(介護計画)作成の有料化を先送りする方向で検討に入った。3年に1度の制度見直しで課題とされたが、利用控えが起きるとの懸念が相次いでいた。複数の関係者が28日明らかにした。

ケアプラン有料化、先送りへ 厚労省、介護保険見直しで(共同通信社)

というニュースも

すでに出ていました。

 

あくまで方向性が示されているだけなので

今後も議論されていくこととなりますが

「給付と負担について」のテーマは

利用者だけでなく

介護事業者側にも大きな影響がありそうなので

引き続き注目していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。