老老介護という状況

昨日のブログでも紹介させていただきました

2019年国民生活基礎調査の概況

 

この結果から

老々介護の割合が上昇していることに注目されています。

 

老々介護とは

高齢者が高齢者を介護している状況

 

国民生活基礎調査の概況からは

同居する家族や親族が自宅で介護する在宅介護のうち

介護する人とされる人がともに65歳以上の割合は過去最高の59・7%

前回16年の調査より5%の上昇

また、75歳以上の老老介護の割合も2・9%増えて過去最高の33・1%

家族が介護するなかでは3世帯に1世帯が75歳以上同士となっています。

 

老々介護世帯が増えてくると

介護離職の可能性も高くなる心配があります。

 

さらには高齢になればなるほど

心身の疲れが出やすく、万が一介護者が体調を崩してしまえば

親族がサポートせざるを得ない環境になることが考えられます。

両親ともに介護が必要な状態になってしまっては、さらに大変になります。

 

介護認定を受けているからと言って

十分なサービスを活用しているとは限りません

「家族のことは家族で対応しなければいけない」と思って無理をしているかもしれません

「できるだけ見ず知らずの人に迷惑かけたくない」という気持ちから遠慮しているかもしれません

 

現状の介護環境が

介護する側、介護される側の双方にとって十分であるかどうか

万が一があったときの対応について

サポートできる環境が準備できているかどうか

改めて介護担当者や親族で相談してみても良いかもしれません。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。