行動変容ステージモデル

以前に、介護における「行動変容」について

このブログで記載しました。

 

その「行動変容」

厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトの中では

「行動変容ステージモデル」という言葉が紹介されています。

 

行動変容ステージモデルとは、1980年代前半に禁煙の研究から導かれたモデルですが、その後食事や運動をはじめ、いろいろな健康に関する行動について幅広く研究と実践が進められています。行動変容ステージモデルでは、人が行動(生活習慣)を変える場合は、以下の【図】のように「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えます。

行動変容ステージモデル

 

 

この流れを、例えばデイサービスに通うことで起こる

行動変容に置き換えるとすると、、、

 

普段は、家で何もせず一日中パジャマで過ごしているAさん

無関心期・・・とりあえず、パジャマのままデイサービスに行き、言われるがまま過ごす。

関心期・・・一緒に通っている人から声を掛けられ、話をするようになる。

準備期・・・着替え、整容をするようになり、一緒に通う人との会話も楽しめるようになる。

実行期・・・普段の生活の中でも、外出をするようになる。

維持期・・・日課として散歩を行ったり、近所の行事にも参加するようになる。

 

 

デイサービスに通い始めた結果

本人の意識が変わり、地域とのつながりが増え、生活の中での活動量も増えることで

心身機能の回復、介護度の改善につながります。

 

必ずしも、デイサービスに通うことで皆さんが行動変容につながるわけではありませんが、

デイサービスに通うことが、行動変容をおこすきっかけになるかもしれません。

 

行動変容をおこすために、

介護度の維持改善のために、

デイサービスを活用してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。