超高齢社会の社会課題を地域ぐるみで考える

川崎市立川崎総合科学高校科学科(幸区)は、生徒たちが超高齢社会で起きる社会の課題を把握し、その解決方法を考える機会を設けることに取り組んでいる。昨年度は年間を通して特別授業を数回実施。本年度も2年生を対象に続ける予定だ。

医療のあり方や健康維持 生徒が解決「超高齢社会」 川崎総合科学高が昨年から特別授業(東京新聞)

 

神奈川県川崎市の

川崎市立川崎総合科学高校科学科では

今後の医療や介護のあり方について考える

特別授業を行っているとのこと。

めちゃくちゃ大切な取り組みかと思います。

 

超高齢社会の課題には

医療費や介護費の拡大があり

 

その費用負担については

まさに今の学生世代

これらか社会に出る若い世代に

負担となるものでもあります。

 

ちょうど同じ日に

75歳以上の方の医療保険料増加のニュースもありました。

75歳以上の人が加入する「後期高齢者医療制度」の今年度の保険料は、現役世代の負担増を抑える制度改正などによって、全国平均の月額で初めて7000円を超える見込みとなりました。

後期高齢者医療制度 保険料の全国平均が初の月7000円超見込み(NHKニュース)

 

ニュースは

現役世代の負担を抑えるために

高齢者の負担も増える

というものですが

 

もちろん

これで現役世代は安心

というわけではなく

 

今後医療費がさらに増え続ければ

現役世代の負担にも影響してきます。

 

学生たちにとっては

将来の自分たちの生活にも影響するかもしれない

重要な課題として考えてもらえると

より有意義な授業になりそうです。

 

 

さらに

超高齢社会の課題を考えるうえでは

地域の高齢者とも

一緒になって考える機会を設けてみると

面白いかもしれません。

 

学生にとっては

地域高齢者のリアルな課題把握につながり

 

高齢者にとっては

活動や交流の機会となり

介護予防にもつながりそうです。

 

また

医療や介護費の負担については

学生と高齢者

お互いが当事者意識を持つことによって

より効果的な費用負担の抑制に

つなげられるかもしれません。

 

高齢者も

”これからの若い世代に負担を背負わせるわけにはいかない”と

予防医療や介護予防を強く意識してくれるかもしれません。

 

学校と地域高齢者が

一緒になって社会課題を検討するような取り組みが

全国で広がっていくと

面白いかもしれないですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。