高齢者施設での面会について

令和5年1月31日

厚生労働省から

「高齢者施設等における面会の再開・推進にかかる高齢者施設等の職員向け動画及びリーフレットについて」

という通知が出されました。

⇒高齢者施設における面会の実施に関する取組について（厚労省）

これまで

高齢者施設での面会については

厚生労働省から以下のような留意点が示されていました。

・介護保険施設等の運営基準においては、「常に入所者の家族との連携を図るとともに、入所者とその家族との交流等の機会を確保するよう努めなければならない」等とされており、利用者と家族との面会の機会の確保に努めていただく必要があります。

・高齢者施設等での面会について、「利用者、家族にとって重要なものであり」とされており、利用者・家族の QOL 等の観点を重視いただき、面会の実施を検討いただくようお願いします。

・なお、利用者の家族等や面会者には、施設等における面会の必要性を理解していただくとともに、引き続き面会時には感染対策の実施を働きかけるようお願いします。

あくまで

留意点として示されているだけなので

実際の高齢者施設での面会方法については

それぞれの施設に任されています。

高齢者施設においては

地域における感染リスクの状況に応じて

面会の対応を変えているところも多いかと思います。

新型コロナの感染症法上の位置づけが

5月8日に「2類相当」から「5類」に移行する方針が決められ

感染者数も落ち着いてきている今

高齢者施設においては

厚労省の動画や資料を参考に

あらためて面会についての対応を

見直しても良いタイミングかもしれません。

併せて

感染症対策マニュアルや

BCP計画の内容の中でも

面会についての内容を

新たに加えたり

修正してみても良いかと思います。

引き続き

感染症対策は継続しつつも

入居者がより健康で元気にいられるよう

必要に応じて

対応を見直していきたいですね。

投稿者プロフィール

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。