ケアマネジャーとは?(深掘り編)

昨日、ケアマネジャーとは・・・

介護が必要な人に対して、様々ある介護サービスの組み合わせをコーディネートしてくれる人。

と記載しました。

 

今回は、そのケアマネジャー(以下、ケアマネと略します)がどんな人なのか?

具体的に何をしてくれるのか?について記載してみます。

 

まず、どんな人なのか?

ケアマネは、正式には「介護支援専門員」と呼ばれます。

ケアマネから名刺をもらった際には、「介護支援専門員」という名称の記載があるかと思います。

「介護支援専門員」という資格を取得して始めて、ケアマネの業務を行うことができます。

 

では、どうすれば介護支援専門員の資格を取得できるのか?

資格取得にあたっては、条件があります。

医療または介護系の資格を取得してから、5年以上の実務経験が必要になります。

受験資格を得たうえで、年に1回ある合格率20%程度(2019年は18.5%)の試験に合格し、

さらに18日間の実務研修を修了した後に資格取得となります。

 

※なお、厚労省ページから毎年の合格者状況も確認できます。

第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について

去年の状況は以下の通りとなります。

 受験者数(A)  合格者数(B) 合格率(B/A)
 第22回(令和元年度)   30,509人    5,644人    18.5%

 

 

ケアマネ(介護支援専門員)は

最低5年以上の対人援助業務経験者であり、介護の専門家としての知識も備えた人になります。

 

 

次に、具体的に何をしてくれるのか?

介護サービスを紹介するためには、まずはご本人の生活や身体の状態を把握し

ご家族も含めたサービスに対する要望をうかがう必要があります。

ご自宅に訪問し、様々な状況をヒアリングします。

 

そのうえで必要と思われるサービスを紹介してくれます。

必要に応じて、一緒にサービス内容の確認、施設等の見学も同行してくれます。

 

そして、利用するサービスが決まった段階で、ケアプランというサービスの計画書を作成します。

介護サービスを利用するにあたっては、必ず計画書が必要になります。

この計画書を作ることがケアマネの仕事とも言えます。

 

さらに、この計画にそったサービスが実施されているか

ご本人の状況がどう変化しているかなど、定期的に確認し、

サービスの見直し等も行ってくれます。

 

 

以上、ケアマネはどんな人で何をしてくれるのか?でした。

なお、今回はあくまでご自宅を中心に介護サービスを受けることを想定して記載しております。

 

認定を受けてすぐに施設入所を希望する場合は、

施設専属のケアマネまたは管理者等が担当する流れになります。

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。