一人を好む人への支援

高齢者の中には

介護が必要な状態になっても

介護認定を受けることに対して拒否がある方

介護サービスを利用することに拒否がある方

などもいます。

 

基本的には

繰り返し説明し

介護サービスの利用につなげることが理想ですが

 

そうはいかない場合も

多々あるかと思います。

 

特に一人暮らしの高齢者に対しては

万が一があったときに

誰にも気づかれないという場合もありますので

介護サービスの利用につなげたいところです。

介護認定は受けていなくても

介護予防や認知症予防教室

地域サロンなどの行事には参加することができます。

 

介護のつながりはなくても

社会的なつながりを作ろうとして

地域包括支援センターの担当者などが

地域の通いの場を紹介する場合もあるかと思います。

 

それでも

人づきあいが苦手な人

人と関わることが好きではない人

もいます。

 

そんなときは

無理に誘うことはせず

 

定期的な安否確認ができるような環境を

整備するだけでも良いかもしれません。

 

今では

さまざまな見守り支援のサービスもあるため

見守り支援のサービスを導入することができます。

 

また

介護が必要な高齢者が一人暮らしをしている

ということを

近隣住民の方に周知することも

検討できるかもしれません。

 

個人情報の問題もあるため

難しいかもしれませんし

高齢者詐欺被害も増えているため

高齢者の一人暮らし情報を周知するのは

リスクと感じる方も多いかもしれませんが

 

むしろ

地域でしっかり周知することによって

一人暮らしの高齢者が守られる環境も

作れるのではないかとも思います。

 

ごみ捨てや買い物など

その方が習慣的に行っていることがあった場合

しばらく姿が見えなければ

変化に気づくことができます。

 

また

普段から人付き合いを嫌う人であれば

見慣れない人がその方の家に出入りした場合

周囲の人が

怪しい人物と気付きやすくなります。

 

 

一人を好む人を支援するためには

その周囲の方々が協力して

地域ごとでの支援体制を

作っていく必要もあるかもしれませんね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。