フォーマルサービスとインフォーマルサービス

介護に関わるサービスというと

介護保険制度を活用したサービスと

介護保険制度を活用しないサービスがあります。

 

専門的な言葉を使うと

介護保険制度の中で活用できるサービスをフォーマルサービス

介護保険という公的なサービス以外のものをインフォーマルサービスと呼びます。

 

フォーマルという言葉は

日常生活の中でも活用されているため

なんとなく理解できるかもしれませんが

英語で「正式の」「公式の」という意味を持つように

国や自治体が費用を負担する

介護保険制度の中のサービスがフォーマルサービスとなります。

高齢化が進み

要介護者が増え

介護サービスにおける費用負担が増えるなかでは

介護保険制度に頼らない

介護保険外のサービス

インフォーマルサービスの充実も重要とされています。

 

具体的には

介護事業を運営している企業などが

介護保険で行われているのと同様のサービスを

自費で対応しているサービスもあれば

 

介護保険制度では対応できない

家の中の家事全般だったり

草むしりや電球の交換など

こまごまとしたこと

話し相手や安否確認のための訪問

などなど

何でも屋のような支援を行っていたりもします。

 

民間企業が行うサービスだけでなく

地域住民やボランティア

NPO法人などが行う

介護予防や自立支援のためのサービスもあります。

 

ただし

インフォーマルなサービスについては

地域によって

サービスが充実しているところもあれば

まだサービスが十分ではない

というところもありす。

 

お住まいの地域に

どのようなインフォーマルサービスがあるかは

地域包括支援センターや自治体の窓口でも

教えてもらえるかと思います。

 

もしかしたら

今まで知らなかっただけで

活用できそうなインフォーマルサービスがあるかもしれませんので

確認してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。