介護離職にならないための優先順位

昨日のブログで

介護サービス休業の際の対応策として

3つの対策を記載しました。

 

1.訪問サービスでの対応を検討

2.介護保険外サービスの利用を検討

3.家族での対応を検討

その優先順位をつけるとするなら1,2,3の順です。

そして、どれを検討するにしても

まずは担当ケアマネジャーまたは地域包括支援センターに相談です。

 

 

介護離職にならないためにも

現在、仕事をされている方については

家族での対応は最終手段と考えていただいた方が良いかと思います。

どうしても、その他の手段がない場合に、家族で対応することになるかもしれません。

 

そのときは、会社へ介護休業の取得について相談してみてください。

93日間の休業期間を3回に分けて取得することができます。

また、休業期間中には介護休業給付金(給与の67%)を受け取ることも可能です。

 

 

コロナに関する介護サービスの休業事例をみると

名古屋市のデイサービスに対する休業要請は、2週間の期間限定でした。

集団感染のあった伊丹のデイケアは、休業から1か月後に再開しています。

 

万が一の場合も、一時的な休業で対応できる場合も多くあるかと思います。

 

「利用するサービスがないから家族で介護しなければ」

とすぐに判断することは得策ではありません。

また、「これくらいの介助でなんとかなるなら家族でできる」

という判断も危険です。

 

年齢を重ねるごとに身体的な介助が必要になり、

いずれ家族だけの介助では対応できなくなる場合も多くあります。

 

介護保険制度があり、介護サービスのプロがいる以上、

介護のプロに任せることをお勧めします。

 

介護離職にならないためにも、

遠慮なく、国の制度やプロの力を借りましょう。

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。