地域で認知症を理解する

認知症になっても

介護施設などに入ることなく

できるだけ長く自宅で生活するためには

介護保険サービスを利用することも

ひとつの手段にはなりますが

 

近隣住民の方々に理解してもらうこともまた

重要なことになります。

 

認知症の症状としては

少し前の記憶を忘れてしまうということがあります。

日時や場所を忘れてしまうことがあります。

理解力や判断力が低下してしまうことがあります。

 

その症状によって

例えば

同じ会話を繰り返ししてしまうことがあります。

同じ行動を繰り返ししてしまうこともあります。

顔見知りの人の名前を忘れてしまうことがあります。

家の近所の道で迷ってしまうこともあります。

必要のないものを買ってしまうことがあります。

 

認知症の理解がなければ

そんな様子を見たときに

あの人おかしくなってしまったといって

避けるようにしてしまうかもしれません。

 

ただ

もし認知症についての理解があれば

間違いを指摘したり

否定したりせずに

話を合わせたり

手を貸してあげたりすることが

できるかもしれません。

 

 

認知症と聞くと

あまり関わりたくない

関わるとやっかい

関われば自分も変な人だと思われるかもしれない

という感情を持つ人もいるかもしれませんが

 

年齢を重ねていけば

いつ自分自身が認知症になっても

おかしくありません。

 

2025年には高齢者の5人に1人が認知症になる

と言われています。

 

もし自分自身が認知症になったとしたら・・・

 

 

あまり想像はしたくないものですが

認知症になっても

優しく見守ってくれる地域で過ごせたら

いいかなとも思います。

 

地域の人たちに

認知症の人を常に見守っていて欲しい

ということではなく

見かけたときに

少し気にかけてもらう

それだけでも十分かと思います。

 

もし自分が認知症になっても

安心して過ごせる地域に

安全に暮らせる社会に

していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。