電子処方箋の運用開始

1月26日から

紙の処方箋をデジタル化する「電子処方箋」の全国運用が始まりました。

 

電子処方箋については

厚生労働省のサイトで詳しく説明されています。

電子処方せん(厚労省)

電子処方せんのメリットとして

以下のような説明があります。

これまで、紙で受け取っていた処方せんが電子化されるだけでなく、患者さんが同意をすることで、複数の医療機関・薬局をまたがる過去のお薬情報を医師・薬剤師と共有することができます。
そうすることで、同じ成分のお薬をもらうこと(重複投薬)や良くないお薬の飲み合わせを防ぐことができ、安心安全な医療に繋がります。

 

特に高齢になると

複数の病院に通っていたり

病状次第では

今まで通っていた病院を変更することもあります。

 

それぞれの病院で処方せんをもらうため

同じ成分の薬を処方されたり

飲み合わせのよくない薬を処方されるリスクも高くなります。

 

薬の影響によって

眠気が強くなったり

胃に不快感を感じたり

湿疹などの副作用を及ぼす場合もあります。

 

特に眠気が強くなると

日中の活動時のふらつきにもつながり

転倒リスクが高まります。

 

”薬を飲んでおけば大丈夫”

と思っている方も多いかもしれませんが

薬によるリスクがあるということも

十分に理解しておく必要があるかと思います。

 

電子処方せんの活用で

同じ成分のお薬をもらうこと(重複投薬)や

良くないお薬の飲み合わせを防げるのであれば

ぜひとも有効活用していきたいですね。

 

 

ただし

紙の処方箋をデジタル化する「電子処方箋」の全国運用が26日から始まる。医療機関側の準備が遅れ、26日時点で対応する病院は6カ所、診療所は10カ所にとどまる。

電子処方箋26日開始、対応病院6カ所どまり(日本経済新聞)

とのこと

 

そもそも

対応している医療機関がまだまだ少ないようです。。。

早めに広く対応してもらえることに期待したいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。