介護サービスのご利用は積極的に

介護サービスを使う人が増えると

介護保険料が上がり、国民の金銭的な負担も大きくなる。

と、昨日のブログで記載しました。

だからといって、介護サービスの利用を控えましょうという話ではありません。

 

介護サービスといっても、ただ「お世話する」というだけでなく

できるだけ以前の元気な状態に回復するため、元気な状態を維持するために

利用できるサービスもあります。

そういったサービスも含め、ぜひ積極的にご利用いただければと思っております。

 

日本の文化というか、昔からの風習として

「自分の家族は自分で最期まで面倒を見る」

「決して他人の世話になどならない」

という考え方があります。

 

優しい考え方だと思います。

ただ、できるだけ使えるサービスは使ったほうが良いと思っています。

 

自分たちだけで何とかしようとしても、

現実問題として、介護離職になってしまうケース

家族だけで介護をしようとして、家族が倒れてしまうケース

最近では、介護離婚などという言葉も耳にします。

ひどい話では、虐待につながってしまうケースもあります。

また、いざサービスを利用しようとしたときに

すでに寝たきりの状態では選べるサービスも限られてしまいます。

認知症を患っている高齢者の場合は、その進行の程度によっては

「施設ではお預かりできません」とサービスを拒否されるケースなどもあります。

 

頑張れば頑張るほど、ご家族がストレスを抱えてしまい

心身ともに疲れきってしまう人もいます。

そんな家族の姿を見て、介護を受けているご本人が

一番つらい思いをされている場合もあります。

 

ぜひ、そうならないうちに気軽に相談してください。

周りの人にも頼ってみてください。

遠慮せずに積極的にサービスをご利用してみてください。

介護を受けるご本人のためにも、介護にたずさわるご自身のためにも。

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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