感染対策の手引き

厚生労働省は

10月1日に「介護現場における感染対策の手引き」を作成したことを周知しました。

介護現場における感染対策の手引き(PDF資料)

 

この資料は、感染症全般への対策が記載されています。

今までに作成されていた感染症対策用の資料に

新たに新型コロナウイルスの内容が加えられ

修正された手引きになっているかと思います。

 

171ページの資料でボリュームもあります。

すでに把握されている部分もあるかと思いますので

新たに追加、修正された部分だけでも

ご確認いただけると良いかと思います。

 

さらに、9月30日に掲載された資料の中に

コロナ対策の研修用として、すぐに活用いただけそうなものがありました。

新型コロナウイルス感染症感染者発生シミュレーション~机上訓練シナリオ~(PDF資料3ページ目から)

 

感染者が発生した場合に

どのような行動をとればよいか

具体的な状況を想定した研修資料となっています。

 

例えば

問1.感染者発生

2日前から体調不良で休んでいる職員Aさんから、

新型コロナウイルスの検査が陽性だったと連絡が来ました。

何をする必要がありますか?

 連絡を受けた人はどうしたらよいですか?
 施設長は何をしたらよいですか?

 

このように

実際に感染が確認された場合の問いが全8問あり

それぞれの問いに対して解説がついています。

 

資料の活用方法については

  • 問いに対して、5分間のディスカッションで検討したあとに解説を見てみる。
  • 登場人物を実際の職員に割り当てて検討してみる。
  • 事業所オリジナルのシナリオを考えて検討してみる。

などの具体的な説明もあります。

 

管理者だけでなく、職員一人ひとりの意識を高めるためには

非常に有効な資料になるかと思います。

 

実際に、いつ感染者が発生するかわからない状況であり

いつでも感染者が発生しうる状況です。

できるだけ早めに、対応策や準備など

今できることを行っていただければと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。