総合事業の事業評価

全国の市区町村ごとで行われている総合事業

 

総合事業とは

簡単にいってしまうと

それぞれの地域の実情に応じて

高齢者の介護予防や社会参加を促す取組み

のことになります。

 

総合事業の内容は様々ですが

その取組みがしっかりと実施できているかどうか

評価するための指標が示されています。

 

主な指標としては

①ストラクチャー指標 : 事業を効果的かつ効率的に実施するための実施体制等に関する指標
②プロセス指標 : 事業を効果的かつ効率的に実施するための企画立案、実施過程等に関する指標
③アウトカム指標 : 事業成果の目標に関する指標

の3段階があります。

 

総合事業を行うための

連携、協力体制が整えられているかどうか

目標や計画を立てて、実行できているかどうか

結果に結びついているかどうか

を細かい項目に分けて評価していきます。

 

 

この3段階の評価指標については

介護サービスの中で

加算を算定する仕組みにも活用されています。

 

介護サービスを行ううえで

必要な人員体制、人員配置をとることによって算定できる加算

具体的な計画を作成し、実行することによって算定できる加算

ある一定の目標を達成することによって算定できる加算

があり

ストラクチャー、プロセス、アウトカム

とそれぞれ示すことができます。

 

 

総合事業のサービスを行っていない

介護サービス事業者も

総合事業における評価指標を応用することで

より質の高いサービス提供につなげることもできそうです。

 

総合事業の評価指標は

介護分野だけでなく

社会福祉全般に関わる方々にとって

参考になる内容かと思いますので

ぜひチェックしてみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。